H25「労働やまがた12月号」今月のひと
黄綬褒章受章
マルタ醸造株式会社
代表取締役会長 工藤 祐三郎さん
「山形いきいき子育て応援企業」の新制度がスタート、さっそく『実践ゴールド企業』として認定を受けたのが山形信用金庫である。認定はこの7月ではあるが、この制度がめざす「社員が働きやすい職場環境の整備」については以前から深い理解があり、そしてそれを実践してきたことが印象的なインタビューとなった。
平成2年に設立された一幸会は、老人介護事業を中心に事業を展開する。設立当初は、特別養護老人ホーム、デイサービスとホームヘルパーを手がけていたが、近年は、小規模多機能型の事業所や地域包括支援センターなど、その分野のなかでの拡大に加え、高齢者向けサービス付き介護住宅や保育園といった事業進出も視野に入れながら活動中だ。
訪問看護と訪問リハビリの提供とケアプラン作成を軸に、この春からはグループホーム運営も手がけるユニバーサル山形。訪問看護、訪問リハビリとは、看護師や理学療法士等が利用者様の居宅に訪問し、専門的な看護やリハビリを提供するサービスであり、グループホームとは認知症の高齢者が家庭的な雰囲気の中で、少人数で共同生活を送ることにより、認知症の進行を緩和させ、より良い日常生活を送ることができるよう支援するサービスである。事業所名を「つばさ」として、さまざまな事業を展開している。
企業理念にもあるとおり、東北から世界へ。「とても大きいことなのだけれど、それを実現するのは従業員一人ひとり。個々のレベルを高めて、お互いに信頼関係を築いて、そこで初めて実現できる。まさしく企業は人なり、なんです」と椿原さん。いかに企業が人を育て、技能技術を伝承していくか。そしてその能力を思い切り発揮してもらうための環境を作っていくか。その大きな取り組みのなかのひとつの施策が、「山形いきいき子育て応援企業」の登録内容というわけである。