土木、建築などの工事とマンションの建築管理などがあり、置賜地区の他にも、相馬市の復興工事や宮城県にも現場があります。その中で私は、土木技師、監督の見習いで、現場の管理や測量の他に作業員の方と一緒に土木作業をしています。
入社して3年目なので、まだまだわからないことばかりです。わからない事はすぐに聞くことで、仕事を通じて上司や先輩から学ぶようにしています。
そして、私たちが指示をした上で作業員の方に動いてもらうことになりますので、常に感謝の言葉を伝えることと、自分自身がきちんと仕事が出来るようでなければいけないと思っています。
ほとんどが年上の方で、私の親よりも年上の方も多く、「自分の孫のようだ」と可愛がってもらえることもあり、本当にありがたいことだと思っています。
作業員の方の中には少し女性もいますが、20代の女性で現場監督という方とはまだお会いしたことがないです。特に土木業種には女性は少ないようで、高校の土木コースにも女性は二人だけでした。土木コースを卒業しても、土木の仕事に就かない人もいるのでもっと女性が増えて欲しいと思います。
力仕事の部分では大変な時もありますが、楽しいことの方が多くあまり苦だと感じたことはありません。
身近に建設業の人はいませんでしたが、以前から建物を見ることや道路を作っている現場を見ることが好きでした。そんな中、リフォームのテレビ番組がきっかけになり、建築関係の仕事に携わりたいと思うようになり、工業高校に進学しました。初めは建築の方に進もうと考えていましたが、体験入学で授業を見学した時に土木業種の楽しさを体験し土木コースに進みました。
先日は、田んぼの『ほ場整備』の仕事があり、地域の方とコミュニケーションをとる機会がありましたが、その時に「とても良くしてもらった」という言葉をもらった時には嬉しかったですね。私たちが作ったものは長く残るものですので、完成した現場を見た時に「この現場に携わった」と誇りにも思えます。これから更に自分が現場監督になり、工事が完成した時にはもっと達成感があるのかなと思っています。
実務経験3年で施工管理2級の資格試験を受けることが出来ますので、来年は施工管理2級の資格試験の合格が目標です。その後には1級を目指し、経験も資格も備わった上司のような現場監督になりたいと思います。そして、工事中に掲示する看板に自分の名前が載り、現場の顏となり任された工事を完成させることが目標です。
仕事が終わった後に勉強をしたり、インターネットを活用しています。また、現場でわからないこともまだまだ多く、それを覚えることが勉強にもなっています。
友達と遊びに行くことや、仕事の先輩と飲みに行くことの他に、スキーが趣味で冬はスキーを滑ることがリフレッシュになっています。スキーは小さい時から競技をやってきて、中学生の時に大きな大会に出場した経験から、今は小さい子どもたちに教えています。
仕事を始めると、学校で勉強したことが大いに活用出来ます。でも私自身がしっかりと勉強をしてこなかったことで苦労していることもありますので、目指す業種があればその専門の勉強に力を入れることで仕事に役立つことになると思います。私は性格的に早い仕事をしたいと思っていますし、どの現場でも工事期間が決まっているため、その期間を守ることが大事になってきます。そのためには、測量機器などにも高校生のうちから数多く触れ、スピーディーな仕事が出来るようにしておくことが必要だと思います。
他には、人間関係が大切ですので、現場で指示をする立場であっても、常日頃からていねいな言葉使いや常識的な行動が大事になってくると思います。